普遍教育とは
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普遍教育科目の構成と内容

国際発展科目群

グローバル化が進展する社会の中で必要となる言語能力・コミュニケーション能力とともに、国際社会や多文化共生社会で求められる国際認識、文化理解などを習得するための科目群です。国際社会の発展に貢献できる能力を身に付けることを目標に、「英語科目」「初修外国語科目」「国際科目」が置かれています。

英語科目

高等学校修了時までに学習した基礎的な知識をさらに深化させて、それにふさわしい高いレベルの運用能力を身につけること、またその運用能力の育成を通して、異言語文化を体験し、理解し、異なる世界を発見し、豊かな人間形成に資することが英語教育の目的です。

初修外国語科目

ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語・朝鮮語(韓国語)・スペイン語・イタリア語の運用能力を育成し、併せて、多様な言語文化を体験、理解する授業科目です。これにより、多様な価値観と異文化を尊重する姿勢を身につけ、真の国際人の資質を身につけることが初修外国語教育の目的です。

国際科目(横断科目)

国際社会での活動や多文化共生社会で求められる国際認識や文化理解など、国際化する社会で生きていくために基礎となる考え方を学びます。世界の中で日本はどのような存在なのか、環境・紛争などグローバルに広がる諸問題をどのように考えるのか、異なる文化や考えを持つ他者とどのように協力していくのかなどを扱います。必修科目である「国際科目(基礎)」と、選択科目である「国際科目(展開)」から構成されています。また、全学副専攻プログラム「国際日本学」に対応しています。

地域発展科目群

地域社会で生きていく中で、地域の課題解決や健康・福祉の増進に主体的にかかわっていくことができる能力や実践力を習得するための科目群です。地域社会の発展に貢献できる能力を身に付けることを目標に、「スポーツ・健康科目」「地域科目」が置かれています。

スポーツ・健康科目

主にスポーツ種目を題材とした実技実習形式の授業です。スポーツは国境を越えたグローバルな共通性をもつとともに、人々の健康増進や人とのかかわりについて理解を深めることにもつながります。「スポーツ・健康科目」では自分の「からだ」を通した知を形成し、実践力の育成をめざします。

地域科目(横断科目)

社会の一員として地域と関わりながら課題を主体的に設定し解決するマインドを育てる科目です。地域とは何か、地域の中のさまざまな課題や問題にはどのようなものがあるか、どのような解決事例があるかなど、自らが地域の課題を具体的に解決する力を身につけるために必要な基本的な考え方を学びます。必修科目である「地域科目(基礎)」と、選択科目である「地域科目(展開)」から構成されています。また、全学副専攻プログラム「ローカル・イノベーション学」に対応しています。

学術発展科目群

大学で扱われている様々な学問分野の幅広い知識や考え方、物の見方に触れることを通じて、学術的な観点から世界の認識を拡げていく科目群です。学術の発展に貢献できる能力を身に付けることを目標に、「教養コア科目」「教養展開科目」「数理・データサイエンス科目」が置かれています。

教養コア科目

教養コア科目は、千葉大学で教育研究されている各学問分野の幅広い知識や考え方、物の見方に触れることを通じて、様々な学問への興味・関心を喚起することを目的に、「論理コア」「生命コア」「文化コア」「環境コア」の4つの科目群から構成されています。自分自身の専門分野とは異なる幅広い学問に触れることを通じて、広い視野を身に付けていきます。教養コア科目は、大学での学びのきっかけとなる科目であり、興味をもった分野について、より深く学ぶための科目が「教養展開科目」です。

  • 論理コア(論理・哲学・社会)
  • 生命コア(生命・心理・発達)
  • 文化コア(文化・芸術・歴史)
  • 環境コア(環境・生活・科学)

教養展開科目

教養展開科目は、教養コア科目等の履修を通して喚起された学問への興味・関心をさらに拡大・深化させ、豊かな教養へと結びつけることを目的として開講されています。数多くの授業が用意されており、授業を選択・履修する際の指針となるように学習の目的やテーマによって、以下のようにグループ化されています。教養展開科目の履修を通して、隣接する領域についての知見を深め、異なる学問世界への視野を広げるとともに、学んだ知識を経験として自分のものにし、自ら課題を見いだし、解決する能力を育てていくことをねらいとしています。

  • 学術研究の現場を知る(コア関連科目)
    • 論理コア(論理・哲学・社会) 関連
    • 生命コア(生命・心理・発達) 関連
    • 文化コア(文化・芸術・歴史) 関連
    • 環境コア(環境・生活・科学) 関連
  • データを科学する
  • 自然科学を学ぶ
  • キャリアを育てる
  • 千葉大学の環境をつくる
  • ジェンダーを考える
  • コミュニケーションリテラシー能力を高める
  • 世界とつながる

数理・データサイエンス科目(横断科目)

高度情報社会で生きていくために必要であり、あらゆる学問分野で求められている情報処理・データ分析能力と情報倫理を習得することを目的とする科目です。コンピュータ・ネットワークの原理と、それらが社会において果たす役割、情報に係わる倫理的役割を理解すること、情報処理技術の活用能力を養うこと、データの収集・分析の方法、情報はどう捉えたらよいか、ビッグデータはどのように利用可能か、AI(人工知能)の進歩は社会や人びとの生活をどう変えていくか、などを扱います。必修科目である「数理・データサイエンス科目(基礎)」と、選択科目である「数理・データサイエンス科目(展開)」から構成されています。また、全学副専攻プログラム「数理・データサイエンス教育プログラム(副専攻)」に対応しています。

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