本取組の代表校を国立大学法人千葉大学とし、連携校として神田外語大学・敬愛大学・城西国際大学の参加により、千葉圏域コンソーシアムを構築する。
コンソーシアム参加4大学は、それぞれ副学長など、各大学の教育を体系的・組織的に統括する立場にある最高責任者を1名、ならびに教養教育の現場において責任を持つべき立場にある教員少なくとも1名以上を委員として推薦し、計 10名程度による千葉圏域コンソーシアム運営協議会を組織する。さらに、運営協議会のもとに、「コンソーシアム FD部会」、「ユニバーサルコミュニケーション教養教育プログラム開発部会」、「ユニバーサルコミュニケーション応用教育プログラム検討部会」を設け、さらに、部会のもとに、「留学生支援事業検討 WG」、「インバウンド観光教育 WG」など、いくつかの個別課題に即応した WGを機動的に設ける。これらの部会において、ユニバーサルコミュニケーション教養教育に関するカリキュラムの開発、ならびに、ユニバーサルコミュニケーションに向けた教養教育の効果を検証しつつ、改善方法を検討するFD技法の開発、さらにこれを地域社会に開かれた生涯教育や、千葉県との連携に基づく観光教育などに向けて、応用的、かつ実践的に展開するための中長期計画について、定期的な検討を実施し、コンソーシアムを実質化する。とくに初年度には集中的に会合を持つとともに、コンソーシアムの目的と事業内容についてHPや印刷物等を通して広報活動を行い、大学構成員・地域市民なども含めて周知することを目指す。
千葉圏域ユニバーサルコミュニケーション運営協議会の事務局は、当面、国立大学法人千葉大学内に置くこととする。立ち上げの初期段階にはことに強力な事務局機能が求められるため、支援期間を通して、カリキュラム開発と試行、ならびにコンソーシアム運営に専念する特任教員を千葉大学事務局内連携戦略室に配置、教育担当理事直属として、取組代表校である千葉大学が責任を持って事業推進を実施する体制を整える。また、連携取組校においても、コンソーシアムの初期起動における円滑な協働と集中を実現すべく、運営委員に直属し、これを補佐して、それぞれの大学における教育目標と実践的課題に即応したカリキュラムを提案・試行するための特任教員等を置き、コンソーシアム連携業務に従事させる。