第2回運営協議会 議事録
開催日時: | 2008年10月31日(金)、16時〜18時 |
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開催場所: | 神田外語大学SACLAプレゼンテーションルーム |
出席: | 倉林眞砂斗、高田洋子、藤田知子、山田賢、石本俊洋、長田厚樹、並木康広、深山静夫、薬師寺茂、姉川雄大、陳東 |
欠席: | 北村彰英、舟島なをみ |
議事に先立って神田外語大学の語学教育のシステムと設備を見学し、これらについて説明を受けた。また英語教育における、Moodleを使ったe-ラーニングシステムの利用状況について神田外語大学の英語担当教員から実演と説明があった。
I.議題
1)契約書について
第1回運営協議会において代表校により提示した契約書(案)について、持ち帰って検討した結果各連携校において異議なしとされた。このため契約書の文案は、第2回運営協議会として最終的に合意、承認された。
2)広報活動について
ポスター・セッション、HP・パンフレット作成、大学紹介のためのミニ・シンポについて、以下の通り方向性と作業日程を確認した。
[1] ポスター・セッションについて
文部科学省「国公私立大学を通じた大学教育改革の支援の充実」各プログラム合同フォーラム(2009年1月12日、13日)に参加する方針を確認した。今年度のフォーラムは代表校である千葉大学から2名が出席し、次年度以降については改めて協議する。またフォーラムで掲示するポスターや配布資料の作成について、各連携校の協力を得て千葉大学で作成する。
[2] ホームページについて
コンソーシアムのポータルサイトのデザインについて、先にA、B、2種類のデザイン案と各2種類の配色案が提示されていたが、各連携校における検討の結果B案の支持が多かったため、B案をもとにホームページを作成する。そのうえで、これをもとに見やすさの他、色覚障害者等に配慮した配色を作成業者と相談しながら作成すること、12月上旬に一般に公開するために、11月上旬に連携校は千葉大学に大学紹介原稿を提供することを確認した。
[3] パンフレットについて
第1回運営協議会において年度内に発行するとしていたが、ポスターセッションでの配布資料とするため、12月下旬までに編集することとする。ホームページのデータをもとにしつつ、千葉大学で編集作業を行う。
[4] 記念シンポジウム等の開催について
このコンソーシアムについて、自治体、報道機関、高等学校など地域社会に広く認知してもらい、またそれぞれの大学の構成員に認識を深めてもらう機会として、ミニ・シンポジウムの開催を引き続き検討する。開催時期は今年度末を目標とし、内容については千葉大学で原案を検討する。
3)e-ラーニングの構築について
本年度は、e-ラーニングシステムを利用した教育実践をしている、他大学の先進的な取り組みについて情報収集を行うことを確認した。そのうち、コンソーシアムの形態でe-ラーニングシステムであるMoodleを共有して利用している東京農工大学、および独自のシステムを採用している岩手大学の例が、当コンソーシアムで模索しているe-ラーニングシステム構築にとってもっとも参考になる事例として簡単に紹介された。これらについて、千葉大学普遍教育センター学習会と共催で行われる両大学担当者による講演会の日時等が通知された。このほかにも、各連携校や他大学におけるe-ラーニングシステムの活用について、調査と情報集積を行うこと、また千葉大学において試行・実験を行い、その結果を年度末に報告することを確認した。
e-ラーニングのコンテンツについて、コンソーシアムの形態を活かし、各大学のコンテンツを集積し、共同で利用するシステムを来年度に試作してはどうかとの提案があった。
4)手話に関する授業について
手話に関する授業については、これまでの実践例について以下のように各大学から報告があった。神田外語大学では集中講義として、専攻外国語とは別の枠で行われる、言語と文化を同時に学ぶ授業の一環として行われた。ここでは社会的・歴史的背景と実践を組み合わせた授業として開講され、学生の履修希望者が多数いたことなどが報告された。また、城西国際大学では福祉を学ぶ過程の一環として手話に関する授業が開講されたことが報告された。
これらを受けて、以下の2点についてひきつづき検討する必要性を確認した。[1]手話の文化的・社会的背景や理論と実践を組み合わせたカリキュラムの模索が必要である。[2]これらは非常勤講師を派遣してもらって行われているため、外部機関との協力関係構築を模索する必要がある。
5)その他授業コンテンツについて
来年度のe-ラーニングシステムの試行開始に向けて、コンソーシアム参加各大学において授業コンテンツについてひきつづき検討し、運営協議会に対して提案していくことを確認した。
6)点検活動について
今年度末3月にコンソーシアム外部評価として評価諮問会議を実施するにあたって、12月に開かれる次回運営協議会において、各大学からそれぞれ本事業の趣旨に照らしてふさわしいと思われる評価諮問委員候補者を1名推薦することを申し合わせた。
II.連絡事項等
1)次回運営協議会について
次回運営協議会日程および開催場所について再度確認した(12月12日金曜日、16時から城西国際大学)。
2)補助金使用上の留意事項について
補助金の使用について遺漏なきよう十分に留意することを再確認した。
3)千葉大学戦略連携室について
千葉大学普遍教育センターに、情報集約のために10月20日に戦略連携室を設置し、特任教員2名を配置したことが千葉大学から報告された。あわせて特任教員2名が紹介された。