第３回運営協議会　議事録

　議事に先立ち、城西国際大学副学長中島新一郎氏より、福祉総合学部、国際人文学部、観光学部など、特色ある教育課程を備えた同大学では、国際化・バリアフリー化・観光教育を趣旨とするコンソーシアムに積極的に関わってゆく旨、あいさつがあった。続いて、福祉教育・メディア教育に関する施設を中心に大学内の設備等を見学したのち、手話コーラスのパフォーマンス等の活動をしている同大学の学生団体と交流の機会を持った。

I．議題

１）評価諮問会議について

　第２回運営協議会の申し合わせ（議題６．点検活動について）を受け、平成21年３月に開催することを確認するとともに、各大学から本事業の趣旨に照らしてふさわしいと思われる評価諮問委員候補者を１名ずつ推薦した。大学・地域間の連携、地域社会における活動、各種事業評価経験等の点に関わる実績を鑑みて、以下の４名が推薦された。

　評価諮問会議の実施については、各大学からの推薦に基づき、１月中に評価諮問委員を決定し、日程の詳細を確定する方針を確認した。

２）次年度事業計画について

　このコンソーシアムについて、自治体、報道機関、高等学校など地域社会に広く認知してもらい、またそれぞれの大学の構成員に認識を深めてもらうために、シンポジウムまたは市民講座の開催を引き続き検討することを確認した。シンポジウムまたは市民講座の具体的な形態と内容については、城西国際大学倉林教授と千葉大学山田教授を中心に原案を作成し、次回（第３回）運営協議会で提案することとした。

　シンポジウムまたは市民講座の形態について、千葉県と連携して千葉県の地域や観光に焦点を当ててはどうかとの提案、また当コンソーシアムの目指す方向を顕在化させるような形態を考えてはどうかとの提案があった。

３）大学間連携強化について

　これまでに培ってきた情報交換等大学間交流の実績を受けて、さらなるコンソーシアム実質化のために単位互換制度の整備を進めることを確認した。既存の個別的な大学間協定を発展させ、コンソーシアムとしての単位互換を成立させる方向で、各大学にて検討を開始することとした。

　また、４大学で互いにそれぞれの履修制度に関する情報を共有してはどうかとの提案があり、これを実施して連携の強化を図ることを申し合わせた。

　シンポジウムまたは市民講座の形態について、千葉県と連携して千葉県の地域や観光に焦点を当ててはどうかとの提案、また当コンソーシアムの目指す方向を顕在化させるような形態を考えてはどうかとの提案があった。

II．報告事項

１）メディア教育開発センターとの連携について

　12月10日に行った千葉大学とメディア教育開発センターとの協議について報告があった。同センターは地域に根ざした協力関係としてコンソーシアムとの連携に積極的であること、同センターから教育支援システムの導入支援、教材作成の支援や指導等の提供が可能であることが報告され、あわせてカリキュラム開発の具体的段階における同センターとの連携を深化させる方針を確認した。

　関連して、e-learning導入およびコンテンツ開発について、教育支援システムによる単位の実質化効果や、効果測定と成果の取り込みの必要性などについて討議が行われた。

２）広報事業の進捗状況について

　千葉大学戦略連携室より、コンソーシアムのホームページ開設について報告があった（アドレスはwww.trial.ge.chiba-u.jp）。また同室より、ニューズレターおよびポスターセッション用ポスターの作成作業日程について報告があった。

３）補助金の振込みについて

　千葉大学より、補助金について12月25日に千葉大学から各連携校に振り込む予定である旨、報告があった。

４）補助金の使用状況について

　各大学から補助金の使用状況について報告があった。特に千葉大学はサーバ設置状況について、城西国際大学は、双方向教育支援システムと端末の設置状況について、神田外語大学は、機器備品の使用状況と教材開発費用の使用予定について、敬愛大学は、国際化教育に関する情報収集費用の使用予定について、それぞれ報告した。これらを受け、補助金の使用については引き続き遺漏なきよう留意することを確認した。

III．連絡事項

１）次回運営協議会開催について

　次回運営協議会日程および開催場所について再度確認した（1月23日金曜日、16時から敬愛大学）。

２）次回運営協議会議題について

　次回運営協議会の主要な議題として、[1]次年度事業予定について確認すること、[2]評価諮問会議の日程と進行手順の原案を千葉大学が提示すること、[3]シンポジウムまたは市民講座について城西国際大学および千葉大学から原案を提示すること、などが含まれることを確認した。