概要

【平成20年度】 コンソーシアムの起動

 千葉圏域コンソーシアムを立ち上げ、その中核として、各大学から選出された計 10名程度の責任者を構成メンバーとする千葉圏域コンソーシアム運営協議会を組織する。さらに、運営協議会のもとに、個別の課題に対応した部会を設け、中長期的な将来計画を策定する。また、コンソーシアムの目的と活動方針を周知するために、コンソーシアム紹介のためのパンフレット、ならびに HPを立ち上げる。

 将来の教養教育カリキュラム共有化の前提として、まずコンソーシアム参加4大学間における単位互換協定を実施する。

 立ち上げの初期段階にはことに強力な事務局機能と緊密な連携が求められるため、支援期間を通して各大学では、カリキュラム開発と試行、連携業務に専念する特任教員を配置し、運営協議会委員を補佐する体制を整える。

 e-learningの導入に向けてメディア教育開発センターと連携しつつ予備的検討を開始するとともに、ICTの基盤整備を実施する。

【平成21年度】 ユニバーサルコミュニケーション教養教育に関するカリキュラムの研究・開発

 ユニバーサルコミュニケーションの発想を基礎に据えたカリキュラム、コンテンツを開発する。とくに1)手話教育の試行、2)国際文化理解のための教育コンテンツ、授業方法の検討を主要な課題に据えるとともに、実効ある教養教育実施のための FDについて WGにて集中的な検討を行う。

 e-learningを試験的に一部導入するとともに、ICTを利用した FDの方法についても検討を開始する。

【平成22年度】 ユニバーサルコミュニケーション教養教育に関する統一カリキュラムの試行

 開発されたカリキュラムを、条件の整った複数大学にて共通科目として試験的に導入するとともに、大学横断的にコンソーシアムとして教養教育のためのFDを実施する。

 ユニバーサルコミュニケーションの発想から派生する多様なシーズを生涯教育・社会人教育等に向けて展開するための方策を検討し、中長期計画として公表する。