共生社会を実現するためには、言語、文化、価値観、経験、身体的能力などの違いを越えて、バリアのないユニバーサルコミュニケーションが成立していなければならない。国際化の一層の進展とバリアフリー社会の深化が目指されている現代社会においては、世界の言語・文化について幅広い知識を持ち、性差や身体的能力にとらわれない開かれたコミュニケーション能力を備えた 21世紀的な地球市民を養成することが喫緊の課題である。本取組は、国際化と社会変容が進む千葉圏域において、千葉大学を中核に4大学を結集し、「千葉圏域コンソーシアム」を構築、ユニバーサルコミュニケーション実現に向けて、 FD実践に裏付けられた体系的な教養教育のカリキュラムを開発する。本取組は、地域における大学間連携が、新時代にふさわしい教養教育を実現し、さらに生涯教育へと応用的に展開しつつ、地域の公共性実現に貢献するモデルケースとなることを期している。
