「敬天愛人」を教育のモットーに
(1)建学の精神
学園の創立者である長戸路政司は、尊敬する西郷隆盛の精神が「敬天愛人」にあることを思い、建学の精神といたしました。
「敬天愛人」とは、天地宇宙はいわば人間の生みの親であり、したがってその天地宇宙を支配する道理を謙虚に追求し、それにしたがって生き、人を憎まず、われひと共に成り立ち得る愛の道を実践していくことを意味します。
この建学の精神をモットーに、敬愛大学は堅実で積極性を持つ人格円満な人材育成の場として、清新で明朗な学風の学園であることを、開設以来心がけています。
(2)人格教育としての「敬天愛人講座」
本年度から「敬天愛人講座」を開始しました。これは、教育の指針である「敬天愛人(天を敬い、人を愛する)」を実現していくために、現代的課題を「敬天愛人」の精神に基づいて専門家から講義してもらいます。本年のテーマは「いじめ」、「命の尊厳性」、「青年期の心と愛」、「平和」、「環境問題」、「格差社会」などの11項目を取上げました。
これによって、従来の教養教育、専門教育に加えて、人格教育を基礎に据え、人間性豊かで、何事にも積極的に取組む人材の育成を目指します。